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2002/09/23
【臨時党大会】「強固な新体制で政権奪取へ」鳩山新代表が初会見


 新たな代表を選出するために開かれている民主党臨時党大会で23日、鳩山由紀夫代表が3選された。

 決選投票の結果は菅直人候補242(地方16、公認予定候補42、国会議員184)ポイント、鳩山由紀夫候補254(地方31、公認予定候補41、国会議員182)ポイントだった。

 代表に選出後、初の記者会見を行った鳩山新代表は、「3選を果たしたが、厳しい選挙戦だった。(選挙結果を)厳粛に受け止めたい」とし、他の3候補者の支持者の意見にも耳を傾ける中で、党全体を大きく成長させ、たくましい民主党に脱皮していきたいと抱負を語った。

 鳩山新代表はまた、「『カミソリ民主党』から『大なた民主党』に変身していく」と述べ、カミソリのような切れ味鋭い政策論争にさらに磨きをかけながら、同時に大きな決断を求められた時にはタブーを設けず、日本の未来のためにという大きな視点に立ってまとまっていくという、目指すべき党の姿を素描。改めて「チームワークがとれた民主党となって、政権獲りに邁進していく」と力強く訴えた。

 僅差での勝利をどう受け止めるか、との記者からの問いには、「大変に僅差の勝利であったことは胸に刻みこまなければならない」と返答。党員・サポーターの協力によってかろうじて3選されたという厳しい結果について、「『今までの鳩山体制ではだめだ。新しい鳩山体制をつくれ』というご意見だと理解する」と述べ、政権を奪取しうる強固な新体制を早急に整えていくとした。
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