2004/02/04
【参院本会議】斎藤議員、自衛隊派遣の正当性改めて問う
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イラクへの自衛隊派遣国会承認案件が議題となった4日の参議院本会議で、民主党の斎藤勁議員が質問に立った。斎藤議員は冒頭、衆議院における採決の強行に触れ、「我が国政治史上に残る一大汚点」として政府・与党に反省を求めるとともに、イラク大量破壊兵器の調査団長だったデビット・ケイ氏の証言を踏まえ、大量破壊兵器の存在が疑問視される中でのイラク戦争、自衛隊派遣の正当性を改めて質した。
そのうえで、斎藤議員はイラクの現状について、具体的かつ詳細に明らかにするように求めたが、小泉首相は「暫定当局の下、イラク人自身による政府の樹立に向け動いている」とだけ答え、イラクで戦闘状態、掃討作戦が続き、死傷者が続いていることには触れなかった。また、斎藤議員がイラクの民間人死傷者数を質したのに対し、川口外相は「全体として承知していない」と答弁。現地の情勢を把握していないことを認めた。
さらに、斎藤議員は日本の2人の外交官の殺害事件について検死報告書の公表を求めたが、政府は拒否した。
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