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2004/02/05
【参イラク特】斎藤議員、自衛隊の劣化ウラン弾対策質す


 民主党の斎藤勁議員は5日、参議院イラク支援特別委員会で質問に立ち、世界で最初の被爆国としてなすべきイラクへの復興・人道支援に関して「イラクの子どもたちが、湾岸戦争以来使われた劣化ウラン弾に苦しんでいる。放射能治療の技術伝授や、小児ガン病棟の建設などが果たすべき援助ではないか」と質した。小泉首相は「自衛隊には医療目的部隊もある」とだけ答え、斎藤議員の提案に直接答えなかった。
 
 また、自衛隊員の健康に関しても、劣化ウラン弾の被害を調査している全米湾岸戦争リソース・センター(NGWRC)の調査結果をもとに、斎藤議員は「こういうことは派遣の前に調査すべきだ」としたうえで、「自衛隊の持っている放射能測定機は劣化ウラン弾が出すα線を測定できるのか、健康調査はするのか」と質した。石破防衛庁長官は「測定機は2種類あるが、α線は測定できない。健康診断はすべての面で行う」と答えた。
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