2004/02/06
【参イラク特】榛葉議員、自衛隊支援活動の効果を質す
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民主党の榛葉賀津也議員は6日、参議院イラク支援特別委員会で質問に立ち、日本の支援対象案件、水支援の実態、日本外交の本来のあり方等を質した。
榛葉議員は冒頭、イラク独特の文化・慣習への配慮の必要性を指摘した上で、自衛隊への過剰な期待に添えなかったときに大きな反発を生む危険性があることにも言及。さらに自衛隊が行う支援活動の内容を質した。支援の対象について川口外相は「保健、水、医療、電力、教育の支援を行う。産業基盤については、わが国産業の能力を勘案して考えていく」などと答弁。榛葉議員は「新しいイラクの受け皿ができなければ行えない」として、政府計画の不充分さを問題視した。
また、「一日70トンの水支援を行うのに12万円」との石破防衛庁長官の答弁を受けて榛葉議員は、「自衛隊活動の年間コストは300数十億円、NGOが行えば数千万円から1億円で10万人分の水を供給できる」との試算を示し、費用対効果の問題点も指摘。その上で、多岐に渡って支援活動を行っているNGOを重視すべきだとし、人道復興支援にあたっては軍隊・軍隊に近い組織の関与を外していくこそが本来の姿と訴えた。
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