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2004/02/06
岡田幹事長、連合総決起集会で連帯挨拶


 民主党の岡田克也幹事長は6日、東京・新宿の東京厚生年金会館で行われた連合主催の「政策要求実現2・6中央総決起集会」に参加した。

 集会は「国民の生活不安・将来不安を払拭する予算の実現!」「年金制度の抜本改革なき、給付削減・負担増の撤回!」「若年雇用対策の抜本強化と65歳までの雇用の義務化、パート労働者均等待遇等の法制化!」の3つのスローガンを掲げ、満場の労働組合員の参加のもとで開催された。

 冒頭、挨拶に立った笹森清連合会長は、小泉内閣が推し進める年金改革の打破を訴え、「負担増と給付削減の押し付けだけの改悪案は絶対に廃案に」と力説。安心できる日本社会を取り戻していく、と決意を語った。退職者、パート労働者、若手労働者とそれぞれの立場の代表者からも年金問題、雇用問題について小泉内閣の無為無策・改悪による窮状を訴える声が相次ぎ、「私たちの声を国会に届けてほしい」と民主党への期待感も示された。

 これを受けて挨拶に立った岡田幹事長はまず、「次なる総選挙で必ず政権交代を成し遂げ、この国の政治を変えるという思いを強くもって、国会で、そしてあらゆる場面で戦っていきたい」と語った。衆議院本会議において与党がイラクへの自衛隊派遣承認などを単独採決したことについては「小泉首相の自信のなさの現われだ」と断じ、参議院審議でも説明責任を十分に果たそうとしていない小泉政権を徹底追及する決意を示した。また、来週行われる衆議院予算委員会の本予算審議においては、イラクの問題に加え、経済・景気回復につながる予算執行が行われているか、議論を尽くしていく考えを示した。さらに年金改革については、先の衆議院選挙でマニフェストに示した民主党の年金改革案を提示し、将来にわたって持続可能な年金制度実現にむけ政府・与党と議論を戦わせていくとした。
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