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2004/02/09
【参院本会議】補正予算案、イラク派遣承認が成立


 参議院本会議が9日夕、予算委員会に引き続いて開かれ、平成15年度補正予算案と自衛隊派遣承認案件の審議・採決がなされた。与党の賛成多数でいずれも成立、承認された。
 
 民主党・新緑風会からは高橋千秋議員が、予算委員会での反対討論に続いて、本会議でも予算案の反対討論に立った。高橋議員はイラクへの自衛隊派遣について「イラク支援特措法の考え方に反し、また、憲法の大原則を破るもの」と断じた。また、小泉改革に関しては「ごまかしの改革でわが国を崩壊へと導く政治を認めるわけにはいかない」とし、一刻も早い退陣こそ日本の復興につながる」と退陣を求めた。
 
 イラクへの自衛隊派遣承認案件には、民主党・新緑風会から辻泰弘議員が反対討論に立ち、アメリカの行動を「国際紛争を正義と国際法に従い、平和的手段によって解決することを目的とした国連憲章の精神に真っ向から反する」とし、小泉内閣を「理想なき、主体性なき対米追従外交」と指弾した。また、「派遣される自衛隊員にとっても、自らの行動の正当性について確信が、誇りが持てない」と正当性なき派遣を批判した。
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