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2006/05/01
長浜NC環境相らが水俣病犠牲者慰霊式典に参列、意見交換も行う




 「公害の原点」と言われる水俣病の公式発見から50年を迎えた1日、水俣湾を有機水銀を含むヘドロごと埋め立てたエコパークに今春完成した「慰霊の碑」前で、犠牲者慰霊式典が執り行われた。式典には、患者・遺族をはじめ約1000人が、時折激しく降る雨の中、静かに祈りを捧げた。

 またこの式典には民主党から、長浜博行『次の内閣』ネクスト環境大臣をはじめ、党環境部門会議水俣病対策小委員会座長の近藤昭一衆議院議員、松野頼久・川内博史両衆院議員、松野信夫前衆院議員らが参列し、慰霊碑に献花を捧げ、水俣病問題全面解決に向けての決意を新たにした。

 一行は、慰霊式典に先立ち、午前中に水俣市内で患者団体の皆さんとの意見交換会に臨み、患者・被害者の皆さんの生の声を直接聞き取るとともに、党が現在とりまとめを進めている、全ての水俣病被害者に対する「国の謝罪」の明確化と、不可逆の健康被害に対し必要な医療を最低限の「国の責任」として保障する、「水俣病に係る被害の救済に関する特別措置法案(仮称)」の制定を中心とした総合的な水俣病対策について説明を行った。
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