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2004/03/06
菅代表、連合の春季生活闘争集会で連帯挨拶




 民主党の菅直人代表は6日、東京・明治公園で開かれた連合の2004春季生活闘争「雇用と暮らしを守る中央総決起集会」で連帯と激励の挨拶を行った。

 全国から約1万5千人の組合員が終結。雨上がりの暖かな土曜の午前中とあって家族づれも多く、色とりどりの組合旗や「賃上げで暮らし向上!」「政府は雇用をつくれ!」「年金改悪反対!」「パートの均等待遇を!」などと書かれたプラカードで会場は埋め尽くされた。

 主催者挨拶で笹森清連合会長は「小泉内閣の3年半、良くなったものは何一つもない。景気回復が言われているが、現場の景況感とは程遠い。全ての分野で格差が拡大し、日本社会は2極分化している。今こそ労組の出番、役割を果たすときだ」と檄を飛ばした。

 続いて登壇した菅代表は「小泉内閣は雇用、年金、食の安全問題などで不安な日本を生み出している。昨日、来年度予算案が衆院を通過したが、小泉内閣のマニフェストを守らない内容だ。民主党は雇用150万人増などを柱とする予算案を提示し議論を展開した。年金改革も政府案は数字合わせ、でっち上げ改革であり、是非とも廃案に追い込みたい。小泉内閣を打倒するため、参院選で与党の改選過半数割れを実現しよう。民主党は連合とともに明るい日本を取り戻すために全力を尽くす」と決意表明した。

 このあと、民間労組、地域共闘、パート・派遣労働者、官公労働者それぞれの代表が決意を訴え、「国民にのみ痛みを一方的に押しつける政府はいらない。労働運動の底力で『笑顔で安心して暮らせる日本』を取り戻そう」との集会アピールを採択。「がんばろう」を三唱して、2コースに分かれてのデモ行進に移った。菅代表、円より子副代表もデモ行進の先頭に立ち、都民に「雇用と暮らしを守ろう」と訴えた。

 民主党からは海江田万里、城島正光の両衆院議員、小川敏夫、鈴木寛、樋口俊一の各参院議員らも参加した。
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