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2004/03/10
山本年金改革PT座長が公務労協学習会で講演


 民主党年金改革プロジェクトチーム座長の山本孝史参議院議員は10日、東京都内で開催された公務公共サービス労働組合協議会(公務労協)主催の社会保障学習会に講師として出席し、年金制度改革をめぐる議論の現状やポイントについて講演した。

 講演で山本議員は、民主党の年金改革案の概略を説明したうえで、政府・与党の抜本改革を先送りにする姿勢を批判。また、政府案では将来的に実質ベースの給付が引き下がるにもかかわらず、名目ベースの話にすりかえて国民の目をごまかそうとする坂口厚生労働相の委員会答弁についても厳しく批判した。

 今後の国会対応について山本議員は、政府案の廃案をめざす民主党の姿勢を強調。特に、今通常国会で政府案が成立してしまえば、2017年まで国会の場で年金制度の抜本的改革をめぐる議論が行われなくなる恐れがあると指摘し、政府案の成立阻止に向けて協力を呼びかけた。
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