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2003/12/02
幹事長など4役員は留任=常任幹事会で菅代表
 民主党の菅直人代表は、2日午前開かれた党常任幹事会で、すでに内定している小沢一郎前自由党党首の代表代行就任に加え、岡田克也幹事長、枝野幸男政策調査会長、野田佳彦国会対策委員長、赤松広隆選挙対策委員長の4人を現在の役職に留任させることを表明した。他の役員人事については、代表・幹事長に今後の取り扱いが一任された。今月中に開く両院議員総会で、新役員体制全体について正式に承認を求める。

 政府が近く「イラク特措法」に基づき自衛隊の派遣についての基本計画を閣議決定する構えを見せていることについては、全国での街頭演説会や地方議会での反対決議、連合とタイアップした集会・デモなど、国民的な運動を盛り上げていくことを確認。具体的な行動計画を早急に策定することとなった。

 先の総選挙で民主党の一部候補者の陣営が「比例区は公明」とする文書を配布したと報道された問題では、報道で名指しされた3人の議員から事情を聴取した結果、「比例は公明」との運動が行われたことは事実であるが、候補者本人が行った行為であると認めるに足る証拠は得られず、以前からの公明党系支持者を中心とした「後援会の一部有志ないしグループが勝手連的に行った行為」と推定されるとし、当該3人に対して党倫理規則に基づき「幹事長名による注意」の措置を講じることを決定した。
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