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2004/04/06
東京・新橋で国民のための年金改革を訴え


 民主党は6日昼、東京・新橋駅頭で街頭演説会を開催。参議院選挙予定候補者の蓮舫さんが司会を務める中、菅直人代表らが年金法案をめぐる政府・与党の対応を批判し、年金制度抜本改革の方向性を指し示した。

 昼休みのサラリーマンらが見守る中、マイクを握った菅代表は、「年金制度の一元化を1、2年の内にやりたい」などと言いながら正反対の法案を提出している小泉首相の矛盾を指弾し、「この重大問題について、首相自身が衆議院本会議で再度しっかり答弁すべきだ」と厳しく指摘。国民への説明を避けながら、野党抜きで法案審議を強引に進めようとする自民・公明の犯罪性を明かにした。

 また菅代表は、政府の年金法案について、「制度の基本的な形がはっきりしないから、とりあえず今後14年間、毎年1兆円づつ保険料を上げていくという法案。これのどこが抜本的制度改革なのか」と批判。年金を一元化し、税金による基礎部分と掛け金に応じた所得比例部分との2階建ての仕組みを創設する民主党改革案の骨格を説明し、「これこそが安心・公平の抜本改革の姿だ」と自信を持って訴えた。

 演説会には、山岡賢次、古賀一成、海江田万里、津川祥吾、井上和雄の各衆院議員、参院選東京選挙区予定候補の小川敏夫参院議員も参加。さらにシンクタンク代表の山崎養世氏も応援に駆けつけた。
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