イラクでの日本人人質事件発生を受けて8日夜に設置された民主党イラク邦人拘束事件対策本部(本部長・菅直人代表)は9日、第1回会合を開き、拘束された3人の家族らを招いて話を聞くとともに、当面の取り組みについて協議した。
拘束された日本人の家族らからは、小泉首相と直接面会したい、3人の命を優先し、自衛隊の撤退も選択肢に入れて対応してほしい、などの要望が出された。これについては、菅直人代表が同日の委員会質問で首相に直接伝えることとした。
また、3人の即時解放を求め、その救出のために与野党を越えて政府に全面協力する意向を表明した菅代表名の談話を決定するとともに、同日中に藤田幸久国際局長をアンマンに派遣し、現地での情報収集と救出活動への協力に当たることを確認した。
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