2004/04/21
「安倍氏は責任ある対応を」選挙違反疑惑で枝野政調会長
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民主党の枝野幸男政策調査会長は21日の会見で、安倍自民党幹事長の選挙違反疑惑に触れ、一両日中に同氏が責任ある対応をとらなければ刑事告発に踏み切る意向を明らかにした。
安倍氏の疑惑は、昨年の総選挙時の公選はがきに推薦の事実のない大学教授の名前を勝手に推薦人として掲載したというもの。これについて枝野政調会長は、「大変残念な問題だ。古賀(潤一郎)議員の学歴問題に対して厳しい言葉で批判してきた人が同じ問題を抱えていた。自分の言葉の通りに、きちっとした対応をとるのが当然だ」と強い口調で述べた。
また、前日から衆議院で再開された年金改革をめぐる審議について、「ようやく本質的な議論に入ってきたばかりだ。年金積立金を運用する組織や高齢者の雇用安定策など、政府案について議論する前提となる問題についても、まだまったく話になっていない」として、法案成立を急ぐ政府・与党の動きにクギを刺した。
さらに、同日の衆院厚生労働委員会において坂口厚労相が「(年金改革の)連合案はある程度歩み寄る可能性のある案。検討したい」と述べたことについて、「連合案は民主党案に近い。修正の余地があるというなら議論に応じる用意はある」と述べた。
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