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2004/04/27
【常任幹事会】今国会中に参院選挙制度のあり方を検討
 民主党の常任幹事会が27日開かれ、冒頭挨拶で菅直人代表は衆議院補欠選挙の結果について、「皆さんに全力を挙げていただいたことに心からお礼申し上げる。敗れたことは率直に潔く認める」と述べた上で、「しかし、年金について政府案がいいと言う人は多くない。圧倒的に民主党案が支持されているのであり、政策で負けたわけではない。埼玉8区を100人の村に例えると、35人が投票所に行き、そのうち16人が自民候補に入れ(民主候補には14人)、その16人のうち8人が公明党・創価学会支持者で、残り8人が自民支持か無党派層だ。公明・創価学会のウエイトが決定的だ」と分析するとともに、「民主主義を守っていく上で、義務投票制度を検討すべき」との考えを示した。さらに「最終的な責任は私にある。今回の結果をバネに、反省すべきは反省し、自信を失うことなく、正しいと思うことは堂々と訴え、国会活動に参院選に頑張ろう」と力説した。

 会議では(1)衆院補選結果について(2)2007年施行予定の参院選で1票の格差是正をはかるため、参議院選挙制度のあり方について岡田克也幹事長の座長の下で検討を行い、今国会中に党としての考え方を整理・集約する(3)次期参院選の公認候補者(4)山口県知事選で現職の二井関成氏(61歳、2期)を推薦──などを承認・決定した。

 新たに決定した次期参院選公認候補者は以下の通り。

  鳥取県選挙区  土屋 正秀  新 37歳 民主党鳥取県連副代表

  愛媛県選挙区  斉藤 政光  新 35歳 民主党愛媛県連副代表
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