2004/05/26
【次の内閣】民主党「農林漁業再生プラン」骨子を了承
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民主党『次の内閣』(ネクストキャビネット)は26日、岡田克也ネクスト総理大臣が就任して初の閣議を国会内で行った。
閣議の冒頭、挨拶に立った岡田ネクスト総理は、「参議院選挙まで50日を切っており、参院選のマニフェスト作成に向けて大いに議論を行って欲しい」と檄を飛ばした。
閣議ではまず、仙谷由人ネクスト官房長官(政調会長)から提起された岡田『次の内閣』の構成と運営方針について確認。
続いて鹿野道彦ネクスト農林水産相より、民主党「農林漁業再生プラン」(骨子案)について報告が行われた。鹿野農水相は、基本的な考え方として、地域社会の骨格である農村の活性化を果たすことが日本の発展につながることを強調した上で、これまでの農政の怠慢により低下する一方のわが国の食料自給率を向上させることが重要であり、そのため農政の柱として直接支払い制度を導入することなどを説明。活発な議論が交わされた結果、閣議としては骨子案を了承し、強化すべき点を勘案してさらにプランを練り上げていくこととなった。
また、特定船舶入港禁止特別措置法案については、中川正春北朝鮮問題プロジェクトチーム座長より報告が行われ、与党側との協議の結果、民主党の主張がほとんど取り入れられたことを踏まえて了承。民主党年金改革法案の参議院提出については、三党合意を踏まえた微修正を加えた上で了承となった。
なお「農林漁業再生プラン」(骨子案)の項目は以下の通り。
1.補助金行政から所得政策への転換(直接支払いの導入)
2.食料自給率の向上による食料安全保障の確保
3.食の安心・安全の確保
4.農山漁村の活性化
5.農山漁村を支える女性支援
6.環境保全型農業の推進
7.バイオマスの推進
8.緑のダム構想による林業の振興
9.資源管理を重視した漁業の振興
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