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2003/03/19
野党4党がイラク問題の平和的解決を求める決議案を提出


米国ブッシュ大統領が対イラク武力行使を最後通告し、小泉首相がこれに支持を表明したことに対し、民主党など野党4党は19日、「イラク問題の平和的解決を求める決議」(案)を衆議院に提出した。参議院でも野党4会派が同様の決議案の提出を検討している。

 衆議院で提出した決議案の内容は以下の通り。




イラク問題の平和的解決を求める決議(案)
 アメリカのブッシュ大統領が、イラクへの最後通告をした今、国連安保理決議なきイラクへの武力行使が強行されようとしており、断じて容認できない。

 二度の世界戦争の悲惨な体験から、人類は、国際連合を生み出し、紛争の平和的解決に努力してきた。日本は、国連憲章及び日本国憲法に定める理念を最大限に生かすため、大量破壊兵器がもたらす脅威また新たな武力の行使に対して、国際社会が一致協力してイラク問題の非軍事的解決を図るよう、主導権を発揮していかなければならない。

 ここに、日本をはじめ、各国が国家間の対立を超え、あくまで平和的手段で問題の解決を図るよう、世界に向けて強く訴えるものである。

  右決議する。
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