2003/03/20
米英両国大使館にイラク攻撃中止を申し入れ
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20日夕刻、米国大使館前で武力行使に抗議する市民ら
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米英軍が中心になってイラク攻撃を開始した20日、民主党の伊藤英成副代表・ネクスト外務大臣、前原誠司ネクスト安全保障大臣・イラク問題プロジェクトチーム座長、中川正春政調会長代理の3名が米英両国大使館を訪れ、武力攻撃の中止、一般市民の犠牲回避のための緊急措置実施などを求める申し入れを行った。
申し入れは、アメリカが国連安保理決議のないままイラクへの武力攻撃を開始したことに対して、武力攻撃を中止し、国連安保理における国際社会の一致協力した取り組みに立ち返ること、イラクの一般市民の犠牲を回避するために緊急措置をとること、国連によるイラク問題の平和的解決に改めて努力を傾注することなどを要求するもの。
米国大使館では、ダニエル・シールズ公使代理が対応し「民主党の意見を重く受け止め、大使にしっかりと伝える」と約束。その後、空爆の状況、北朝鮮情勢、フランス政府の対応等について意見交換を行った。
英国大使館では、コリン・ロバーツ臨時代理大使が対応。「民主党の考え方は理解できる」などと語ったが、攻撃の国際法上の根拠について質すと「法律顧問の見解があり、日本政府と同じだ」と釈明。また、国連の枠組みの重視を求めたことに対しては、「武力攻撃を除いては、民主党の考えに賛成である」などと答えた。
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