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2003/03/27
統一地方自治体選挙がスタート


2003年統一地方自治体選挙の第一陣となる11都道県の知事選挙が3月27日に告示され、選挙戦がスタートした。民主党の菅直人代表は、この日、民主党・自由党・社民党など推薦の知事候補の応援のために北海道入りし、藤井自由党幹事長、土井社民党党首とともに札幌市内の街頭で演説した。

 菅代表は、「この北海道から日本の自治を、地域主権を、もういちど新しい日本を作っていくスタートをきっていただきたい。いま世界が揺れている。イラクにおける米国の一方的な軍事行動は、テロを防ぐための武力行使だと説明されているが、はたしてそうなるのか。国連の決議もないままのこの米英の行動を見ていると、テロを防ぐのではなくて、今後より大きく広範囲なテロを誘発する戦いになってしまっていることを深く心配する。私達は、武力行使を中止をして、大量破壊兵器の問題も含め、国連の場に、きちんとした判断をまかせていくことを強く主張してきたが、小泉総理は、日本の経済政策の失敗を覆い隠さんとするかのように、米国の戦争政策に支持を表明し、のめり込んでいる。いまのイラク情勢は、単にイラクの問題であるだけではなくて、世界の21世紀がどうなっているのか、私達一人ひとりが問われている戦争だ。平和なくして国民の生活はない。戦争をすることによって戦争を無くすなんてことは、できるはずがないと確信している」と述べ、今回の知事選挙では、それぞれの自治体における政治のあり方と同時に、世界や日本の政治が問われるとアピールした。

 東京・新宿駅東口では、女性都知事候補が第一声。民主党の国会議員や多くの支援者が集まるなか、作家の落合恵子さん、神津カンナさん、沖藤典子さん、元文部大臣の赤松良子さん、大学教授の今井和也さん、池田省三さん、NPO事業サポートセンター専務理事の田中尚輝さん、ジャーナリストの松村満美子さんらが応援演説し、平和や福祉の重要性を訴えた。
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