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2003/04/01
韓国国会議員団が党本部を表敬訪問


菅直人代表は1日、「日韓国会議員討論会―北東アジアの平和に向けて」に出席するために来日中の洪思徳議員を団長とする20名の韓国国会議員代表団(新千年民主党、ハンナラ党)と民主党本部で会談した。会談には羽田孜最高顧問、岡田克也幹事長、民主党役員等10名が同席した。

 菅代表は、前夜開催された討論会の懇親会でイラク問題、北朝鮮情勢について有意義な意見交換ができたことを紹介。「日本では自民党政権が長期に続いているが、世界では政権交代が起こっている、韓国においても例外ではないので、新千年民主党、ハンナラ党議員との意見交換を参考にしたい」と述べ、党本部訪問に対して歓迎の意を表した。

 洪団長は、選挙中の忙しい中での会談に感謝の意を述べ、「民主党が政権をとり、北東アジアの平和と安定のために指導的役割を果たしてくれることを期待する」と応えた。また、前日の討論会で発表された共同声明の中で、韓日米中ロの議員セミナー開催が提案されたことを明らかにした。
 
 同席した韓国議員からは、「イラク戦争が終われば朝鮮半島問題が浮上してくる、韓国は与野党を越えて第二次朝鮮戦争になることを懸念しており、何としてもそれは避けるべきである。自民党は現在この問題に積極的ではないので、民主党が北東アジアの平和構築に主導的、平和的にイニシアティブをとるよう日本政府に働きかけて欲しい」といった要望が寄せられた。

 菅代表は、「自民党は北朝鮮に対する考え方が不明確である。民主党は政府与党に対し、前日の共同声明を具体化するよう働きかけたい」と応じた。
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