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2002/11/14
「気持ちも新たに国民主役の政治へ邁進」鳩山代表らが街頭で訴え


 民主党は14日夕、新橋駅頭で街頭演説会を行い、榛葉賀津也参議院議員の司会のもと、鳩山由紀夫代表をはじめ野田佳彦、中村哲治、山村健の各衆議院議員らが登壇し、「気持ちも新たに国民が主役の政治をつくり上げていく」と訴えた。勤め帰りのサラリーマンやOLら約200人が足を止め、聞き入った。

 演説会では、民主党国民運動委員長でもある野田議員が、「特殊法人改革、安全保障問題、経済対策、これらすべてに対し、何らリーダーシップを発揮しない理念・思想なき首相は去ってもらう」と力強く断言。自民党政権なき後の受け皿となりうるよう、党としてさらにしっかりとした政策を打ち出していく、と宣言した。

 また鳩山代表は、品川区の中小企業を視察した時のことなどを紹介しながら、「貸し渋り、貸し剥がしのために、やる気と技術のある中小企業の方々が、ますますお金が借りられなくなっている。こんな理不尽な社会はない。そして、倒産やリストラにさらされた方々が1年間に3万人も自らの命を絶っている。これで尊厳ある国と言えるのか」と指摘。第二・第三の人生に再チャレンジできる個人保証の仕組みづくりを早急に進めなくてはならないと力説した。

 また、政府の総合デフレ対策について「不良債権処理に関しては、竹中案が銀行や自民党の抵抗勢力の前に後退してしまった。デフレ対策は予算措置もない。税制改革も項目が並んでいるだけ。これで日本経済を立ち直らせることができるわけがない」と厳しく批判。「日本の現状は明らかに小泉政権の経済失政によるもの。今こそ政権交代を通じて国民が主役の政治を作り出していこう」と声をからして訴えた。
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