2002/11/25
【参院予算委】福山議員、大島農水相、清水議員の疑惑追及
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民主党の福山哲郎参議院議員は11月25日、参議院予算委員会で大島農水相の秘書官口利き疑惑と、自民党の清水達雄参議院議員の党費立替疑惑を追及した。
福山議員は、大島農水相前秘書官の宮内氏やその妻が大臣後援会代表の宮部和夫氏が経営する企業から給与・顧問料をもらっていた問題をまず追及。農水相は「ありませんとの報告があった」と従来からの答弁を繰り返した。さらに福山議員が、「妻に10万円ずつ振り込まれていた」と具体的に追及すると、「初めて知った。改めて調べる」と前言を翻した。福山議員はさらに、コンサルタント会社社長A氏から宮内氏が借り入れたと見られる500万円に関して、宮内氏とA氏の参考人招致を要求、理事会で協議されることとなった。
福山議員はまた、清水議員の前回の比例代表選挙に関して、全政連(全国不動産政治連盟)が1億円の党費を立て替え、さらに報奨金がキックバックされたことについて、「政治資金規正法、公選法違反ではないか」と法務省の見解を質した。刑事局長は「個別の案件には答えられない」とした。さらに福山議員は、自民党宅建支部と全政連が一緒に出した党員獲得要請の文書にキックバックの存在が示されていること、また後援会報には入党費は不要との記述があることを資料を示して追及。首相には「神奈川11支部にも、100万円の献金がなされている。受け取った方も違反では」と見解を質した。小泉首相は「今初めて知った。肩代わりはいいことではない。調査する」と答えた。
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