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2002/11/27
「米にイラク攻撃の自制を促すべき」鳩山代表
 民主党の鳩山由紀夫代表は27日の定例記者会見で、イラクの核開発に対する国連の査察が始まったことについて言及し、「米国に武力攻撃を自制するよう働きかけるべきだ」との考えを明らかにした。

 会見で鳩山代表は、イラクが国連決議を受け入れたことは前進だと評価した上で、「イラクには全面的に査察に協力することを求めるとともに、米国に対しても、イラクが決断したのだから、しっかりその対応を見守りながら、武力攻撃については自制するよう働きかけるべきだ」と政府に注文した。

 また、日朝国交正常化交渉が暗礁に乗り上げていることについて代表は、「初動の甘さが響いている。ここは日本の国益のためにとことん頑張る時だ」と指摘した。

 記者からは、自由、社民両党との統一会派結成を求める議論があることについて質問が出され、鳩山代表は「一つの方向として検討する価値がある」と答えた。
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