2003/04/30
「自民党公認候補を大差で破った意味は大きい」菅代表
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民主党の菅直人代表は30日の定例記者会見で、27日に投開票された東京6区の衆議院補欠選挙での小宮山洋子候補の当選について、「故・石井紘基議員の議席を守ったことに加え、東京という大都市部で自民党が小泉総理も応援に入って(選挙戦を展開した)自民党公認候補を大差をつけて破ったことはたいへん大きな意味があった」と述べた。菅代表は、きちんとした戦いを展開すれば、民主党が多くの議席を獲得した前回の選挙の流れを再現できることが今回の統一補選で証明できたと胸を張った。
統一地方選挙については「首長選挙などでは残念な例もあったが、県議・市議選を含め、かなり議席数を延ばしている。結党して満5年目にあたるが、スタート時点に比べ、地方組織が充実・自立してきた表れだ」とする見方を示した。
「緊急事態への対処及びその未然の防止に関する基本法案」と政府提出の武力攻撃事態対処法案への修正案を同日午後、衆議院に提出したことについては、「政府案よりもしっかりとした中身になっていると自負している。民主党案も含めた審議を連休あけからしっかり行っていきたい」と語った。また、後半国会の焦点のひとつである労働基準法案の審議にも働く人びとの視点でしっかりと取り組む意向を示した。
自由党との選挙協力・合流問題に関しては、30日に行われた民主党役員会で、300小選挙区で自由党の候補者とのバッティングを避けることを確認したことを明らかにした。「つまり、すべての選挙区で候補者がバッティングしないよう全力を上げるということだ」とし、その調整に取り組む考えを示した。
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