2003/05/09
部落解放同盟第60回大会で石井副代表が連帯挨拶
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部落解放同盟の第60回全国大会が9日、東京の九段会館で開催され、民主党を代表して石井一副代表が連帯の挨拶を行った。
今回の大会では、「人権擁護法案」の抜本修正、事件発生40年を迎えた狭山再審闘争の強化などの方針が提起されるとともに、9・11テロ以降イラク戦争に至る情勢の中で、「戦争は最大の人権侵害」との立場から平和と人権確立を求める反差別国際連帯活動を強化する方向も打ち出されている。
挨拶に立った石井副代表は、冒頭、4月の統一地方選における党公認・推薦候補への支援に対して謝意を表し、「当選した地方議員とも連帯して、各地域で差別のない、人権が保障された街づくりに取り組んでいきたい」と決意を込めて語った。
続いて石井副代表は、人権擁護法案の抜本修正に向けた取り組みについて報告。昨年4月に提出された政府法案に対して自由党、社民党とともに厳しく修正を迫るとともに、法務省から独立した人権委員会の設置などを盛り込んだ野党共同案を作成していることを明らかにし、「部落解放同盟をはじめ、日弁連や人権NGOの皆さんと協力しながら断固として政府案の抜本修正を勝ち取りたい」と力強く述べた。
石井副代表は最後に、次期総選挙に向けた党への支援も呼びかけ、「政治を変えるためには、何としても政権交代を実現しなくてはならない。民主党を中心とする野党政権の実現のためにぜひ力を貸してほしい」と訴え、満場の拍手を受けた。
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