ニュース
ニュース
2003/05/09
「6月の声を聞くまでに党で結論を出す」合流問題で岡田幹事長
民主党の岡田克也幹事長は9日、定例の記者会見を行い、自由党との合流問題について同日をめどに党内で結論を出すことをめざしていたものの、まだ結論を得るに至っていないことを明らかにするとともに、両党の協議自体はあらかじめリミットを設けずに継続していく考えを示した。

 岡田幹事長は、同日に開かれる自由党との政権構想協議会について「9日までに(合流問題についての)結論を出すよう最大限努力すると申し上げたが、まだ結論を得るには至っていないことを説明する」と述べ、この日のうちに両党で合意をみることはないことを明らかにした。

 同時に岡田幹事長は、党内での議論について「6月の声を聞くまでに決着をつけるという考えに変わりはない」とし、緊急事態法制をめぐる与党との攻防が一段落つき次第、議論のとりまとめを急ぐ考えを表明。また今後の自由党との協議については、「政権構想協議会の場であるか否かにかかわらず、引き続き行っていく」とし、「政権交代はここでしくじったら10年くらいチャンスはないと思っている。慎重な手順が必要だ」と語った。
記事を印刷する