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2006/06/05
小沢代表、佐賀を訪問 精力的に関係者と意見交換行う




 小沢一郎代表は5日午後、佐賀県を訪れ、学校法人松尾学園弘学館中学校・高等学校で講演を行うとともに、商工会議所、農業協同組合などを精力的に訪問。関係者との意見交換を行った。比例九州(佐賀2区)選出の大串博志衆議院議員、来年の参議院選挙で党公認候補として擁立予定の川崎稔氏らが同行した。
 
 学校法人松尾学園弘学館中学校・高等学校では、体育館に集まった在校生と一部保護者を前に講演。自分自身も同じような年代があったと振り返り、長い人生を生きて行くうえでは夢を持ち続けていくことが大事。夢を持ち続けることで、自分の一生を意義のあるものとすることができ、夢は毎日を生きて行くうえで大きな支えとなっているのではないかと語った。自分自身についてもまた、「政治のうえから言っても、人生そのもので言っても、最後まで若い人に負けない、大きな自分なりの夢を持ち続けていきたい。死ぬまで夢を追い求めながら元気で頑張っていきたい」とも述べた。
 
 農業協同組合の関係者との意見交換では、「自由も大事だがセーフティネットの構築が不可欠」との認識を示し、食糧問題・農業政策には国として本気で取り組まなければならないとの従来から主張してきた考えを表明した。同時に単なる産業としての生産性向上だけを目指す現在の農業行政のあり方にも疑問を呈したうえで、食料自給率向上に向けた取り組みの必要性を強調。自分自身も農村の出身であるとも改めて紹介し、「だからことさらに農業に愛着を感じているのかもしれないが、それを離れても食糧問題・農業政策には国家としてセーフティネットを構築していかなければならない」と重ねて語った。
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