2003/05/16
「有事法制採決での一致した行動は党の大きな一歩」岡田幹事長
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民主党の岡田克也幹事長は16日、定例の記者会見を行い、「新体制となって約5か月。有事法制関連3法案の衆議院本会議での採決はそのひとつの区切りだった」と述べ、有事法制への取り組みの意義を強調した。
岡田幹事長は、有事法制関連法案について、党内で議論を重ね、一致した行動がとれたことを高く評価するとともに、民主党の主張を盛り込んだ修正案を提出し、可決に至ったことについて、「民主党としての大きな一歩だ。新体制発足後のひとつの成果」と記者団に語った。同時に「今に満足することなく、総選挙で勝利して民主党中心の政権をつくりあげるために今後も力を合わせて進めていかなければならない。本日はそのスタートの日」と述べた。
また、岡田幹事長は「新体制での150日」とするメモを示し、「より信頼される新しい時代の政党を目指した党改革」「党勢拡大のための態勢強化」「政権交代の実現に向けた戦略的な取り組み」の3本を柱とする取組みの進展状況を報告した。
自由党との合流問題については同日午前、臨時常任幹事会が開かれ、常任幹事会としては最初の集中的な討議を行ったことを報告。執行部対常幹メンバーというより、常幹のメンバー間での議論が重ねられたこと、拙速に結論を出す必要はないとする意見もあったが、岡田幹事長としては5月中には結論を出し、6月2日の自由党大会前までにはきちんとした方針を出す方が望ましいとする姿勢を表明したこと等を明らかにした。20日に臨時の常任幹事会を再開し、改めて議論することになる。
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