2003/05/23
「政治資金規正法の基準額引き上げはとんでもない」岡田幹事長会見
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民主党の岡田克也幹事長は、23日の定例記者会見で、与党が政治資金規正法に定める公開基準額を5万円から引き上げることを検討していることについて「政治とカネが大きな問題となったこの国会で、政治資金の不透明性を増すような結論を出すなら、とんでもない話だ。小泉首相も、当然これに対して『とんでもない』と言ってもらえると思うが、今のところリーダーシップが見えない」と与党や小泉首相の姿勢を批判した。
岡田幹事長はまた、与党3党の幹事長が訪中から帰国後、わずか1日の自宅待機で国会に登院したことについても批判。「昨日の本会議で、白いマスクの3人をみかけたが、国会議員だからといって決して特別の存在ではない。政府として一般国民には帰国後10日間の自宅待機を要請しておきながら、自分たちは堂々と国会に出てくるというのは、どういうことなのか。SARSの問題は、わが国にとってきわめて深刻な問題であり、国民の皆さんにもしっかりした健全な危機感を持ってもらわなくてはなくない。(与党3幹事長の行動は)そうしたことにマイナスになる。小中学生が修学旅行などで国会を訪れているが、引率する先生たちのなかには、本会議場に子どもたちを入れないことを決断したところもあると聞いている」と語り、政府・与党のSARSについての危機感の欠如を指摘した。
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