2003/05/27
【常任幹事会】統一会派問題での民由党首会談の報告を了承
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民主党は27日午前、国会内で臨時の常任幹事会を開き、26日に行われた自由党との統一会派問題に関する党首会談の結果についての報告を了承した。
冒頭、菅直人代表は、「この10年間、多くの政党が生れては消えてきた。民主党が全員まとまって、さらに大きくなっていくことが重要だ。わが党が一致結束できなければ、民主党が政権交代から遠のくだけではなく、わが国における政権交代そのものが遠のいてしまう」と挨拶。
党首会談の結論について岡田克也幹事長は、(1)合流を前提に国会閉会後に両党で統一会派を結成するという民主党の提案について、総選挙前の合流が担保されないままでの統一会派結成は受け入れられない旨の回答が自由党の小沢党首からあり、合流の可否をめぐる協議についてはいったん区切りをつける(2)選挙協力については、引き続き十分調整していく(3)政権交代をめざし、広く仲間を集めることの必要性については認識は一致しており、今後も機会あるごとに協力する−−と報告。菅代表は、「『民主党は本当に政権をとるつもりがあるのか』という批判もあるが、政権交代を目指す私の気持ちは誰にも負けないつもりだ。しかし、政権を目指すうえでも、しっかりとしたコアがなければ一緒になったとたんにバラバラになってしまう」と今回の結論に至った心境を説明した。
各常任幹事からは、「残念な結果だが、新たな決意で政権交代への道筋を明らかにすべきだ」「自由党との合流を前提に、今後さらに検討を進めるという党の方針が白紙に戻ったわけではない」「常任幹事会の責任できちんと党内に説明をし、次のステップを前向きに考えよう」などとする意見が出された。常任幹事会では、これらの意見も踏まえたうえで、代表・幹事長の報告を了承し、新しい決意に立って野党結集や政権交代への道筋を早急に明らかにすることを確認した。
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