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2003/05/27
菅代表ら、韓国国会議長と懇談


民主党の菅直人代表は27日、来日中の朴寛用(パク・クァンヨン)韓国国会議長、柳興洙国会議員(ハンナラ党)、金杞載国会議員(新千年民主党)らを党主催の昼食会に招き、意見交換を行った。民主党からは、鳩山由紀夫前代表、伊藤英成『次の内閣』外務ネクスト大臣、仙谷由人経済財政担当ネクスト大臣、ツルネンマルテイ国際局長らが出席した。
 
 冒頭、菅代表が朴議長の趣味が囲碁であることから「私と同じ趣味をお持ちだ。機会があればお手合わせを」と発言すると、朴議長は「囲碁をやる政治家は戦略を立てるのを得意としている」と応じた。
 
 その後、脱北者の韓国受け入れや拉致問題、北朝鮮への日米韓の対応などについて意見交換。韓国側は脱北者について「難民とする韓国と難民ではないとする中国に認識の差がある」とし、拉致問題については「韓国からの拉致者は漁民・航空乗務員ら500人にのぼるが未解決だ」と状況を説明した。
 
 また韓国側から、「(拉致され)帰国した5人の北朝鮮にいる家族との再会をどのように進めているか」という質問がなされ、伊藤ネクスト外相が「金正日総書記が拉致したことを認めているので、家族もいったん日本に来て、その後どうするかを決めるべきというスタンスだ」と説明した。

 北朝鮮に対する日米韓の対応について朴議長は「訪米前には若干違った意見を盧大統領が持っていたかもしれないが、今は3カ国の意見が接近していると思う。来月、盧大統領が訪日すればコンセンサスが得られると期待している」と語った。
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