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2003/07/07
【参院本会議】千葉議員、イラク特措法案の抜本的見直し求める


イラク特措法案が7日、参議院で審議入りした。同日開かれた参議院本会議では民主党・新緑風会を代表して千葉景子議員が登壇し、政府が同法案を通じて目指しているイラクへの自衛隊派遣について、「政策的ニーズに基づくものではなく、自民党総裁選などの政治的思惑が先行したもの」などと厳しく批判した。

 千葉議員は、政府案のうち、米英軍の攻撃を国連決議に基づくものと正当化する部分の削除を求めるとともに、戦闘地域と非戦闘地域の峻別が困難な現地の治安情勢についての認識、武力行使との一体化など憲法上の制約への抵触のおそれなどについて質した。小泉首相らは、国連決議に関する記述の削除については「考えていない」、現地の治安情勢等については「独自に収集した情報などにより合理的判断が可能であり、憲法上の問題は生じない」などと木で鼻をくくったような答弁に終始した。

 法案は外交防衛委員会に付託され、8日に趣旨説明。9日に小泉首相も出席して内閣委員会との連合審査会を行う。連合審査のようすはテレビで全国に生中継される。
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