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2003/07/08
「竹中大臣は官僚のいいなり」東京海上への圧力問題で菅代表


民主党の菅直人代表は8日、定例記者会見を開き、金融庁の東京海上火災に対する圧力問題について同日の参議院財政金融委員会で竹中金融担当相が行った調査報告に触れ、「護送船団方式と同じやり方で、従わなければ行政権限で仕返しすると脅していた。まったく問題ない、などという報告はとても受け入れられない。民間出身の大臣で官僚には強いかと思ったら、官僚いいなりの大臣だった」と厳しく批判した。

 この問題は、昨年1月、東京海上火災が朝日生命保険との間で検討していた経営統合を白紙に戻す決定をした際に、金融庁が東京海上に対して行政処分をちらつかせながら経営統合を進めるよう圧力をかけたというもの。民主党の大塚耕平議員が金融庁の高木監督局長(現・金融庁長官)と東京海上の森副社長との間の当時のやりとりの記録を提出し、追及している。
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