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2003/07/09
【参連合審査】木俣議員、イラク攻撃支持の首相責任追及


参議院で9日、イラク特措法案をめぐる外交防衛委員会と内閣委員会との連合審査会が行われ、民主党の木俣佳丈議員が質疑に立った。

 木俣議員は、イラクの大量破壊兵器が発見されず米英のイラク攻撃の大義が大きく揺らいでいる問題で、攻撃を支持した小泉首相に対し「最終的に見つからなかった場合、どう責任をとるか」と詰め寄った。しかし首相は「査察に全面協力すれば戦争は起こらなかった。責任はフセインにある」などと問題のすりかえに終始。木俣議員は「(兵器が)出てこなければ辞任だ。それだけ重い決断だった」と厳しく言い渡した。
 
 また、イラクに派遣された自衛隊員が拉致された場合、武器使用を禁じられた自衛隊が奪還に行けるか、と質問。石波防衛庁長官は「捜索には行く」としか答えられなかった。木俣議員は「中途半端な派遣では自衛隊員が惨めな思いするだけ」と批判した。
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