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2004/06/03
年金法案強行採決に東京・有楽町で怒りの街頭演説


 民主党は3日夕、自民・公明の与党が参議院厚生労働委員会で年金関連法案の強行採決を図ったことに抗議し、東京・有楽町マリオン前で「怒りの街頭演説」を行った。

 マイクを握った円より子副代表は「抜本改革もないまま、国民の7割が反対している法案を、強行採決する与党を許していいのか」と訴え、民主党案にある一元化し、世代・職業・性の違いに左右されない平等・安心の制度づくりに力を尽くしたいとした。また党年金改革推進本部事務局長の山岡賢次参院議員は「こんな国会の進め方は今までの国会史上一度もない暴挙だ」と改めて批判し、「この悪法を阻止するためにはどんな犠牲も厭わない」と表明。4日から委員会を全面ストップして法案成立に徹底抗戦する構えを示した。

 さらに、連合の笹森清会長も駆けつけ、「怒ることを忘れていた日本人も、政府のやり方に対して大きな怒りが湧いているはず。野垂れ死にしろと言うような制度をつくることを許していていいのか」と厳しい口調で力説。「本当の改革に向かって、政府がダメならば政権交代させるしかない」と訴えた。

 街頭演説には、このほか樽床伸二衆院議員、岡本充功衆院議員も参加した。
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