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2004/06/05
【参院本会議】与党、年金法案採決を強行
 自民、公明の連立与党は5日午前、独断で参議院本会議を再開し、民主、社民両党の出席がないまま年金関連法案の採決を強行。7割もの国民が反対する法案の可決・成立を強引に宣言した。  

 民主党は5日未明、参院本会議での年金法案成立を図る与党に対し、倉田参院議長や坂口厚労相はじめ、国民年金保険料未納閣僚ら11人の問責・不信任決議案を提出して徹底抗戦。午前4時20分すぎにいったん再開した参院本会議では、倉田議長に代わって議長席に座った本岡副議長が散会を宣言し、民主党議員は退席した。

 しかしその後、倉田議長が散会を無効だとし、再開した本会議で与党が自民党の竹山議員を仮議長に選出。竹山議長のもとで議長不信任案、事務総長不信任案、坂口厚労相の問責決議案を否決し、年金法案の採決を強行した。

 これに対して民主党は、「前代未聞の暴挙」(岡田克也代表)と厳しく批判し、法案採決の無効を訴えている。
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