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2004/06/26
藤井幹事長、神奈川で年金改革の方向性訴える


 民主党の藤井裕久幹事長は26日、参議院選挙神奈川選挙区の公認候補者を応援するため、川崎市麻生区の新百合ヶ丘駅前で行われた街頭演説会に参加。道行く人々に小泉政権の悪政を断ち切るべきことを熱心に呼びかけた。

 藤井幹事長は、小泉悪政の象徴として年金問題に言及。現行年金制度の5つの欠陥─人口構成激変への対応不能、職業による制度の分立、国民年金の崩壊、積立金制度の矛盾、女性の待遇のあいまいさ─を明確にした上で、「小泉政権はそのいずれにも手を付けず、足りなくなったから国民から取るというだけだ」と喝破、民主党の唱える2階建て制度の公平性・安定性を浮き彫りにした。

 また、国民に何の説明もなく自衛隊の多国籍軍参加を決めたことについて、「こういうことをやって、かつて日本は戦争に突っ込んでいったのだ」と厳しく指弾。最後に「今度の選挙で小泉政権を潰してください」と呼びかけると、聴衆から「頑張れ」などと声が飛んだ。
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