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2005/01/14
首藤衆院議員、パレスチナ自治政府議長選国際監視活動等を終え帰国




 民主党の首藤信彦衆議院議員は、5日から14日の日程で、パレスチナ自治政府議長選挙の国際監視活動への参加と中東情勢調査のため、イスラエル・パレスチナ、ヨルダン、シリアを訪問。帰国後に国会内で記者会見を行って、現地情勢などを報告した。

 東エルサレムで選挙監視活動を行った際の状況を詳細に報告した首藤議員は、100箇所の分離壁、450箇所のチェックポイントの存在が、今回の選挙の自由で公正な実施に大きな障害となっていた点や、選挙人登録の問題などを指摘。大きな妨害活動がなかったにも関わらず、実際の投票率は4割を切っているのではないかと、首藤議員はその印象を語った。

 首藤議員自身は10年間で10回にもわたる国際選挙監視活動に参加しており、これらの経験も踏まえつつ、今回の選挙が本当に民主主義的だったか、自由公正に行われたか、といった問題点を指摘し、今後も動向を注視していく意向を表明した。
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