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2005/01/21
「小泉総理の改革は本物ではない」国会初日、岡田代表が記者団に
 岡田克也代表は21日夕、国会内で第162通常国会の開会を受けて記者団の質問に答えた。

 岡田代表はまず、小泉首相の施政方針演説について、「総花的で、色々なことに触れてはいるが、何のための郵政改革かという一点をとっても、あまり訴えることがない内容だった」と感想を述べた。24日から始まる代表質問では、岡田代表自ら先頭に立ち、本物の改革は自民党では無理だという点を明らかにしていくと語った。

 国会議員の互助年金等に関する調査会が20日に示した答申については、「経過的な措置として果たして妥当かどうか議論が必要であり、将来的に他の公的年金と一元化するとの言い訳になってはならない」とした上で、民主党としては公的年金一元化に向けてあくまで議員年金廃止を打ち出す考えに変わりがないことを改めて示した。

 岡田代表はまた、郵政民営化の実現を改革の本丸と位置づけた小泉内閣に対し、「内外に問題が山積する中、郵政改革がただ一つ議論すべき問題とは思わない」と批判。政治とカネの問題、政治改革、分権改革、社会保障制度改革、財投改革、外交問題などの諸課題に、民主党として最大限の努力で取り組むとの決意を改めて述べた。
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