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2006/06/07
野党国対委員長会談で、8日か9日の幹事長会談開催を決定



 渡部恒三国会対策委員長、荒井聰・平野博文両国会対策委員長代理は7日、国会内で行われた野党国対委員長会談に臨み、後半国会における対応を確認するとともに、野党幹事長会談の開催をめぐり協議した。

 会談後に荒井国対委員長代理は、「全般的な後半国会の対応について話し合った」と前置きしたうえで、国対間での調整の結果、現在のところ正常化している法務委員会の先週末から今週にかけての動き、社会保険庁問題が大きな問題となって年金機構法案は継続審議となり、がん対策法案の与野党審議に入っている厚生労働委員会の動き等について確認したことを報告。また、民主党と与党がそれぞれ、衆議院に提出した「がん対策基本法案」を取り下げ、一本化した合意案を委員長提案として今国会で成立を目指す見通しとなったとして、成立に向けて共産・社民に対し協力を要請したことを明らかにした。さらに委員長提案での参議院からの提出を目指している自殺対策基本法案についても、共産・社民に協力を呼びかけたとした。

 野党幹事長会談については、「結論としては明日8日もしくは明後日9日に幹事長会談を持ちたいということとした」と荒井国対委員長代理は表明。話し合うテーマは主に4つで、(1)次期国会が新しい首相・内閣で進めることになる以上、継続審議・審議未了となっている案件についてはすべて廃案にするのが筋だとの観点での政府対応の在り方、(2)13日に党首そろい踏みで行われる野党3党で開く「拙速な米国産牛肉の輸入を止める国民大集会」に関連しての食の安全をめぐる協議、(3)ホリエモンや村上ファンドの村上会長など小泉改革ゆかりの経済人による経済偽装疑惑問題が多発している状況を受けてのそうした人々に支えられた小泉改革の検証・追及、(4)米軍再編成問題をめぐる協議。

 なお、野党幹事長会談へは国民新党にも参加を呼びかけることで野党3党間で合意している。
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