2006/06/08
国会無視・官邸主導の政治を批判 国対役員会で渡部委員長
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民主党国会対策委員会の役員会が８日午前、国会内で開かれ、渡部恒三国対委員長が冒頭に挨拶し、官邸主導の政治のあり方に苦言を呈した。また、役員会終了後には、荒井聰国対委員長代理が記者会見を行い、がん対策基本法案などに関する国会の動きを報告した。
渡部国対委員長はこの中で、後半国会は「概ねわれわれの思うとおりに、それぞれの委員会で進んできた」との認識を改めて示すとともに、役員会の前には、野党幹事長・国対委員長会談が行われ、今の官邸主導・国会無視の小泉政権を徹底的に追及していくことなどが確認されたと報告した。
これに関して渡部国対委員長は、「あまりにも全ての政治が、官邸のわずかな人で決まっていく」として、こうしたことが民主主義と言えるのか、と疑問を呈し、「これほど国会が無視されて、会期延長でも何でも、官邸の一言で決まっていくというのは、本来の筋を考えれば、与党の皆さんでも怒らなければならない問題だ」とした。役員会では、今後の国会日程などについて協議が行われた。
役員会後には荒井国対委員長代理が会見。民主党が一貫して成立をめざしてきたがん対策基本法案については、民主党案と与党案の「一本化に向け、協議がほぼ整った」と報告し、自殺対策基本法案も含めて、特に尽力した山本孝史参議院議員の努力に「深い敬意を表したい」などと述べた。
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