前原誠司代表は2日午後、明治大学経営学部ゼミナール協議会主催の講演会で「21世紀を生きる君たちへ」という演題で講演を行った。また、民主党学生インターンシップへの参加を呼びかけた。
前原代表は講演の前半、外交や安全保障に関わる仕事に就きたいと考えるようになった学生生活の思い出や、政治家を志して入塾した松下政経塾での経験について、様々なエピソードを交えて語った。この中で前原代表は「信頼できる仲間を何かの活動を通じて得るというのは、生涯の皆さんの宝物になる。同志と呼べる方を色々な場面で作って欲しい」と要請。また、海外に行って日本を見つめ直すなど、色々なことに挑戦し、「失敗した方が絶対にためになるという気持ちでエンジョイし、同時に良い意味で、もがいていただきたい」と学生たちにエールを送った。
後半は、京都府議会議員選挙へ出てから今日までにいたる政治活動に話を広げ、「自分の国に誇りと自信を持ちたい」と政策に対する思い入れを表明。日米同盟を含めた日本の外交姿勢については、「自分の国は自分で守るという前提の中で、どういう間合いで付き合うか、あるいは『ここでは協力できないがここではできる』としっかり言える、これが成熟した国家のあり方ではないか」などと、戦略的で自立した関係を構築する重要性を述べた。地方分権については、国に補助金を依存する現状の問題点を指摘した上、税金の使途を、住んでいる地域の基礎自治体が決める社会のほうが、自立心が起きるのではないかなどと述べた。
さらに前原代表は「2006年民主党オフィシャル・学生インターンシップ」を民主党は大募集すると表明し、政治に関心がある方や政治家のインターンをやってみたいという方はぜひご応募いただきたいと、積極的な参加を呼びかけた。講演会には、青年局次長の高山智司衆院議員も出席した。
|