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2005/02/02
岡田代表、シンガポール国防相と率直に意見交換


 民主党の岡田克也代表は2日、党本部でシンガポールのテオ・チー ヒン国防相、タン・チン ティオン駐日大使らシンガポール代表団の表敬訪問を受け、日本とシンガポールの今後の協力のあり方等をめぐり、率直に意見交換した。

 岡田代表は昨年12月のASEAN訪問時の印象として、「シンガポールのように非常に発展している国と、そうでない国々がある」と語り、日本がそうした国を支援する際にはより発展している国と連携して支援活動にあたっていくべきとの考えを示した。それに対してテオ国防相は同意したうえで「それぞれの国々が自立して発展できるよう、能力向上といった観点からの支援が重要」との認識を示した。中国との関係について問われたのに対して岡田代表は「経済的には相互依存の関係でうまくいっているが、政治的には必ずしもうまくいっていない。よりよい中国との関係構築が必要」と語った。

 また、前原誠司『次の内閣』ネクスト防衛庁長官は、内閣支持率が33%で、次の選挙での民主党支持率が40%を越えるとする新聞の世論調査結果を示し、「選挙後はよくあるが、選挙後1年を経過してこうしたデータが出てくるということは、構造的な変化があることだ」と述べ、政権交代可能な政党である民主党への国民の期待感を明らかにした。そのうえで前原ネクスト防衛庁長官は「民主党はアジアにもっと目を向けようとするスタンスをとっているので、民主党による政権交代はアジアにとっても意義がある」と述べた。

 民主党側からは前原ネクスト防衛庁長官、藤田幸久国際局長、武正公一ネクスト外務総括副大臣、松本剛明ネクスト防衛副長官、大石尚子衆議院安全保障委員会筆頭理事、榛葉賀津也参議院外交防衛委員会理事らが同席した。
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