2005/12/12
「申し訳なく、心からお詫び」五島議員の辞職表明受け鳩山幹事長
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鳩山由紀夫幹事長は12日午後、わが党の五島正規衆議院議員が議員辞職を表明したことを受けて党本部で記者団の質問に答えた。
鳩山幹事長はまず、「国民の皆さまに対して、このような不祥事が起きたことは申し訳なく、心からお詫び申し上げる」と陳謝し、今日の午後、五島衆院議員と会った際に、本人から潔く議員の職を辞したいとの申し出があったことにも触れた。その上で鳩山幹事長は、「前原代表の下で党再生を図っていくためにも、このような不祥事が続いてはならない。綱紀粛正を徹底し、早く反転攻勢に出ていけるような態勢にしていかなければならない」と述べた。
鳩山幹事長は更に、「党大会において、一人ひとりの倫理観を徹底することがきわめて大事だ」とし、「心の中にやましいものを持たないということが、議員になる前の人間としての当然の倫理観と思っているが、選挙に金がかかり、民主党の議員はそこが思うに任せず、陥りがちな罠だ。そこに絶対に落ちてはならない」と厳しい口調で述べ、綱紀粛正に向けた決意を改めて強調した。
またこれに先立ち、国会内において五島衆院議員は、議員辞職をするとの記者会見を行った。五島議員は議員辞職の理由について、五島選対の選対本部長を務めた藤沢高知市議が、先の衆院選挙における公選法違反事件のために本日議員辞職をしたことに対して、政治責任を取るためだと述べた。五島議員は、公選法の問題点を指摘しつつ、高知県第1区については後進に道を譲る考えを示した。五島議員は、明日午前中に河野衆院議長に辞表を提出する。
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