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2005/02/14
仙谷政調会長ら、千代田区立番町小学校を訪問 授業などを視察


 仙谷由人政策調査会長、古川元久同会長代理、鈴木寛同副会長らは14日、午前中に五反野小視察を終え、午後、千代田区立番町小学校を訪問した。

 仙谷政調会長らは、初めに越村清治校長と懇談。保護者やOB、地域の人々を教育に参加させる取り組みや、現場の課題などについて意見交換を行った。また少子化問題が話題に上り、仙谷政調会長らは、党として子育て支援を重視する姿勢を打ち出していることにも言及した。

 懇談の後、仙谷政調会長らは6年生の授業を視察。この日の授業には、「トレーディングゲーム」が含まれており、4〜5人の「国」に分かれた生徒たちは、国ごとに異なる内容で配分された資源(紙)・技術力(はさみや定規などの道具)・資金(擬似通貨)を元手に、他国との交渉で無い材料を集め、紙を切って指定された商品を「生産」。商品を製品取引所に持ち込んで、チーム対抗で最大の利益をあげることを目指した。数名の保護者も、進行役のアシスタントとして、ゲームに加わった。このトレーディングゲームは、経済や社会の仕組みを体感できるシミュレーションゲーム。学校、団体、企業向けに教育プログラムを開発、提供、支援する株式会社ウィル・シードの「起業家教育促進事業」(経済産業省支援)として、今回、授業に取り入れられたもの。

 仙谷政調会長らは、課題に挑戦し、周りの意見を活かすことの重要性を参加者に気付かせる狙いをもつ今回の取り組みを、大変に面白いと評価。ゲームの間、教室内を歩き回って作業を見学、声をかけるなどした仙谷政調会長らは、所与の条件に拘束されず、自ら工夫して状況を展開させ、課題に取り組んだ生徒たちに盛んな拍手を送っていた。
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