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2006/06/09
冷酷な小泉政治に対し民主党の法案は温かい 江田会長が総会で



 9日午前、本会議開会を前に参議院民主党・新緑風会の議員総会が国会内で開かれ、江田五月参院議員会長の挨拶の後、党BSE問題対策本部長でもある山岡賢次副代表が、13日に行われる「拙速な米国産牛肉の輸入を止める国民大集会」への協力を改めて呼びかけた。

 江田参院会長は冒頭の挨拶で、国会延長はしないことがどうも確定したようだとして、国会最終盤に向けての決意を改めて披露。がん対策基本法案や自殺対策基本法案を例に挙げながら、「小泉冷酷政治に対して、民主党の示す法案は温かい」と述べ、両法案成立へ尽力している山本孝史参院議員の奮闘に「心から敬意を表する」と語った。

 続いて、山岡本部長が挨拶に立ち、「拙速な米国産牛肉の輸入を止める国民大集会」への各議員の協力を呼びかけつつ、「政治利用で国民の健康を犯してはならない」として、米国産牛肉の安全性の確認に消極的な政府・与党の姿勢に厳しい批判を加えた。

 この後、輿石東参院幹事長、平田健二参院国会対策委員長、直嶋正行参院政審会長(政策調査会長代理)、郡司彰議院運営委員会筆頭理事が、それぞれ報告を行ったほか、円より子参院副会長からは、参院厚生労働委員会での医療制度改革法案の審議状況などについて、注意を喚起する報告も行われた。
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