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2005/02/20
補欠選挙は、小泉政権に「ノー」と言う機会 岡田代表が記者団に
 民主党の岡田克也代表は20日、「地方分権フォーラムin宮城」とそれに続く街頭演説会の日程終了後、記者団の質問に答えた。

 岡田代表はまず、地方分権フォーラムの感想を問われて、「率直にお話ができた。浅野知事もよく話しておられた。会場からも良い質問が出た」などと述べた。

 次いで、衆議院宮城2区補欠選挙にも関連する、公職選挙法改正について問われた岡田代表は、「本人が分からないところで行われたことについて、最終的に有権者に選んでいただいた議員自身の責任にまで及ぶのは行き過ぎ」ではないかと指摘。「制度として考えるときに、少し無理がある」との考えを示した。その上で岡田代表は、与党もおそらく改正は当然という同じ認識を持ち、きちんと話し合えば結論が出るだろうと述べ、電話による投票依頼行為については、いわゆるウグイス嬢への報酬が定着するようになった経緯を例に挙げて、「一定の範囲の中で、金額を限って認めるのは、基本的には正しい方向」との認識を明らかにした。

 宮城2区補選の位置づけを問われると、岡田代表は、「鎌田さゆりさんという素晴らしい政治家の後を受けて、地域の皆さんに、新しい門間ゆきこという候補者を選んでいただく選挙」であると同時に、「小泉改革の成果を問う選挙」であるとの二点を指摘。特に「国民が大きな疑問と感じていることをきちんと意思表示できるのは、300小選挙区のなかで二つ(宮城2区、福岡2区)しかない」と岡田代表は述べ、宮城2区の有権者に対して、小泉政権に「ノー」と言う機会を活かしてほしいと述べた。
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