2004/07/06
「国民本位の政治へ確かな選択を」高知・女性集会で岡田代表
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民主党の岡田克也代表は6日、参議院選挙推薦候補の応援で高知県を訪れ、高知市内で行われた女性集会に参加。会場をいっぱいにした500人近い女性参加者を前に、「次の衆議院選挙での政権交代を確実なものにするためにも、今回の参議院選挙は私たちに勝たせてほしい」と民主党支持を呼びかけた。
岡田代表は講演の中で、抜本改革もないまま成立に至った年金法の問題点、自分の任期後を期限として社会保障制度改革を行うとする小泉首相の無責任ぶりに言及。「政府の年金制度は認めない、はっきり『NO!』と、みなさんの意思を示してほしい」と訴えた。
また、イラクにおける自衛隊の多国籍軍参加問題については、「実施する内容は同じなのだから議論なしで参加するのは当然」とする小泉首相の姿勢は「自衛隊が多国籍軍に参加するのは憲法上問題がある」としてきた従来の政府姿勢と異なるもので、国会審議もないままの参加は到底ありえないことを改めて指摘。岡田代表自身が国会審議を要求したのはもとより、与党内でも小泉首相の強引な政治手法を批判する声があったにもかかわらず、閣議決定してしまったのは許しがたいと批判するとともに、「気がついたら戦争になっていた」という戦前と同様の道を進みかねない危険性をはらんでいると説いた。
岡田代表はさらに「高知のことは高知で決める。分権社会を目指している」として、財源も権限も地方へ移譲していくことで、地域ニーズに即した社会づくり、子どもの視点に立った教育改革、地域にあった農林漁業再生策等が実現できると力説。「しがらみのない民主党なら、それができる。本当の改革、国民の立場に立った政治を望むならば民主党にまかせてほしい」と訴えると、会場を埋め尽くした参加者から力強い拍手が沸いた。
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