2005/11/21
前原代表、プーチン大統領と北方領土問題について意見交換行う
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前原誠司代表は21日夕、来日中のロシアのプーチン大統領と都内で会談し、日露の協力、特に北方領土問題の解決方法について、率直な意見交換を行った。浅尾慶一郎『次の内閣』ネクスト外務大臣、末松義規国際局長が同席した。
終了後、前原代表らは記者団に会談の要旨を説明。「北方領土問題を解決することが、より日ロ関係が発展する大きなきっかけになる」と指摘した前原代表に対し、プーチン大統領は、ロシアが抱える他国との領土問題に波及する恐れに言及して「先送りするつもりはないが、慎重な対応が必要」との考えを示した。
前原代表はまた、平和条約の締結に結びつかなかった1956年の日ソ共同宣言に言及し、4島の帰属をはっきりさせた上で、残り2島の扱い方について、お互い知恵を出すべきではないかとした。大統領は「すべての日本の建設的な勢力と、儀礼的ではなく実のある対話をやっていきたい」などと述べ、幅広い議論を行う意思を示した。
前原代表は、日本としての正当な主張や、互いが納得する形の模索をもっと執拗にすべきだと、日本外交の問題点を指摘。経済関係の拡大のみに重きが置かれることには危惧があるとして、日露間で最大の懸案事項である領土問題の解決に対する努力が必要だと語った。
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