ニュース
ニュース
2005/11/22
前原代表、自民党結党50周年に関して記者団にコメント
前原誠司代表は、北海道札幌市での講演を終えた後、記者団の質問に答え、自民党が結党50周年を迎えたことなどについてコメントした。

 前原代表はこの中で、自民党に対して、「日本の今の発展の多くを、自民党が支えてきたというのも事実であり、そういう意味では、自民党の果たしてこられた役割は大きかった」とまず指摘。その上で、「一党による長期政権というものがもたらした弊害も、きわめて大きい」とした。

 前原代表は、「特に大きな問題は政治とカネの問題だ」として、「1億円を、ある業界団体からもらって、それが元総理であったにも関わらず、それについて党内で自浄作用として取り締まり、是正する動きが全くない」と厳しい口調で言及。「迂回献金禁止についても、われわれの提案について全く聞く耳を持たない」ことも取り上げ、「政権政党に長くいたことによる癒着、構造的な問題が起きてしまっている」と述べた。

 そして、「政党の健全な競争による日本の政治の質的な向上」を求めていく決意を前原代表は改めて語り、「われわれが果たさなければいけない役割はきわめて重い」とした。
記事を印刷する