2005/11/24
鳩山幹事長、皇室典範有識者会議の最終報告書についてコメント
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鳩山由紀夫幹事長は24日夜、党本部で、政府の「皇室典範に関する有識者会議」の最終報告書の発表を受けて、記者団に所感を語った。
鳩山幹事長は冒頭、「開かれた皇室への思いを大事にすべきであり、皇室典範の改正も視野に入れて、国民の側に立った、国民の皆さんが期待している、ある意味で国民の象徴としての天皇あるいは天皇家のあり方を議論していただきたいと思っている」と発言。その上で、有識者会議による最終報告書の提出について、「それなりに傾聴に値する意見をまとめられた」と述べ、女性天皇が将来誕生する道が開かれた方向性は、党としても尊重すべきであるとした。
鳩山幹事長はまた、「民主党として、まだ意見をまとめているわけではない」としながらも、これから広く意見を聞くチームを作って議論し、対応を決めてゆく考えを示した。
政府が来年の通常国会へ改正案を提出した場合の対応については「果たして(党議拘束が)なじむ議論か」と、国の象徴である天皇家に対する一人ひとりの考え方を重視すべきなどと、慎重な姿勢を示した。また、必ずしも焦眉の急だという議論ではないとも指摘。来春の通常国会にこだわらず、広く国民の皆さんの意見を伺う立場を尊重し、慎重に検討する必要があるとした。
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